中国の天津中医薬大学付属病院は麻痺の治療で有名な病院です。
脳卒中後遺症の片麻痺の患者さんが、多数はり治療に通われていましたが、中には交通事故や脳腫瘍の手術の後遺症により手や足が麻痺した方々も来院されておりました。
また小児の発育不全(出産時に脳の虚血状態に陥ってしまうなど)で歩行の発達遅れていたり、言語障害など、子供たちもはり治療を受けていました。
私はその病院で麻痺の鍼治療について研修をうけてきましたが、1か月2か月と時が経過するごとに、鍼治療によって多くの患者さんが、歩行がスムーズになったり、言葉が明瞭に発音できるようになっていく姿を目の当たりにし、本当に鍼治療は麻痺に効果があると、確信しました。
特に小児の治療効果は大人に比べて早くあらわれると思います。
天津中医薬大学付属病院に訪れる患者さんたちや付添の家族の人たちはとても明るかったです。
それは麻痺の症状が鍼治療によって徐々に回復し、将来の希望を持てるようになっているからだと思います。
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