仙台で鍼灸なら青葉区のエル鍼灸治療院

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麻痺の鍼灸治療

脳梗塞について

 

脳梗塞は動脈硬化などにより血流が悪くなり、血管が詰まってしまい、脳の神経細胞が壊死してしまう病気です。脳梗塞に罹患すると片側の足や腕がしびれたり、動かしにくくなったりしまします。さらにる足の筋肉が硬くなり歩行しにくくなったりします。腕の筋肉が硬くなると、肘の屈曲や上腕の挙上、手指を動かしづらいなどの症状が現れます。リハビリで無理に腕や足を動かそうとすると、痛みを感じる場合もあります。

症状によっては、顔面神経麻痺になり、口を動かしにくくなったり、ほおのこわばりを感じる方もいらっしゃいます。さらに舌のこわばりにより、言葉の発音が明瞭ではなくなったり、食べ物や水を飲み込む事が難しくなる嚥下困難が起こる場合があります。


鍼灸はなぜ脳梗塞による麻痺に有効なのでしょうか?

 

脳梗塞に罹患すると、手や足の筋肉が硬くなります。このような症状は拘縮性麻痺と呼ばれています。鍼灸は筋肉を柔らかくする作用があります。筋肉が緩む事により肩や肘、膝関節の可動域が広がるり、リハビリもしやすくなります。そして歩行しやすくなったり、上腕の可動域が広がり手指も動かしやすくなるので、物を握り易くなります。

筋肉が弛緩している麻痺を弛緩性麻痺と呼ばれておりますが、その場合は鍼灸の効果が低くなります。

鍼灸が何故麻痺に有効かというもう一つの理由は、天柱や風池などの首の後ろに鍼を打つ事により、脳内の血液循環を改善し、回復を助ける作用があるからだと思います。最近のイギリスでの研究によれば、鍼灸治療を行った後、脳内の血流が改善されたという結果が報告されています。

 

何故当治療院の院長は脳梗塞後期症による麻痺の鍼灸治療を学びに中国に留学したのか?

 

脳梗塞後遺症による麻痺の鍼灸治療のノウハウを日本で学ぶ事が出来ないので、当治療院の院長は中国天津中医薬大学の附属病院鍼灸科にて麻痺の鍼灸治療の研修を580時間受けました。その病院では、 脳卒中後遺症で悩む患者様が毎日多数来院されておりました。患者様は鍼灸治療を受けるたびに麻痺の症状が改善されているので、皆さん明るい表情をされていました。中国で学んだ麻痺の鍼灸治療の他にトリガーポイントや奇経治療も学び、新たな麻痺の鍼灸治療を確立する事が出来るようになりました。

 

 

脳梗塞後遺症の鍼灸治療について

 

下肢の鍼灸治療について

 

下肢の麻痺を治療する重要なポイントは中臀筋や小臀筋のトリガーポイントです。脳梗塞にに罹患された方の多くはこの筋肉が硬くなっている場合が多くこれらのポイントに鍼を打つ事により、歩行がスムーズになる方が多いです。次に前脛骨筋や三陰交の刺鍼により足関節の動きがスムーズになります。足関節の内反は三陰交や復溜の刺鍼により改善される場合が多いです。さらに膝周りの筋肉が拘縮している場合は、膝の屈曲伸展が困難になります。足三里や陽陵泉、陵丘 曲泉などのツボに刺鍼することにより、膝関節の屈曲と伸展をスムーズにし、歩行しやすくなります。

 

上肢の鍼灸治療について

 

上腕の麻痺を改善する為に、重要な鍼灸のポイントは刺下筋や深指屈筋、円回内筋、上腕二頭筋などのトリガーポイントです。このポイントに刺鍼することにより上腕の可動域を広げ、手指の動きをスムーズにします。

鍼灸のツボは外関や手三里、手五里、肩ぐう等に刺鍼します。

 

 

脳梗塞後遺症による身体のしびれの治療について

 

脳梗塞後遺症により身体のしびれに悩んでる方も多いようです。こういった症状が出ている時に、マッサージや鍼灸治療によりしびれが悪化する場合があるので、鍼灸治療は慎重に進めなければいけません。

私の経験ではしびれはMP絆を使った奇経治療が最も有効であると思っております。

頬の痺れや下腿前面のしびれは陽明脈

則腹部や下肢側面のしびれは帯脈

背中や下腿後面のしびれは陽きょう脈

などが有効です。

 

小脳の梗塞によるめまいや眼振の鍼灸治療について

 

目の症状には天柱や風池が有効ですが、MP絆を使った奇経治療が劇的な効果的な場合もあります。陽きょう脈や陰きょう脈などが眼振に効果的です。めまいは帯脈か厥陰脈が効果を発揮する場合があります。



言語障害の鍼灸治療について

 

今までの治療経験では脳梗塞後遺症の症状で鍼灸が最も効果を発揮するのは言語障害だと思います。舌の麻痺による構音障害でろれつがまわりにくく、発音が明瞭でない場合には、あごの下にある廉泉や傍廉泉に刺鍼すると、舌を動かしやすくなり、発音が明瞭になります。もちろん言語障害を改善する為に天柱や風地も重要なツボです。

 

嚥下困難(水分や食べ物を飲み込みにくい)

 

廉泉や内大迎が極めて有効です。このツボは脳梗塞後遺症による嚥下困難だけではなく、パーキンソン病による嚥下困難にも有効です。

 


小脳の梗塞後遺症の鍼灸治療による症例

 

女性 40代

 

小脳の梗塞により左半身の麻痺とめまいによる歩行困難が発症しました。左半身の麻痺は病院での治療とリハビリにより改善しましたが、めまいの症状は改善せず、日常生活を送る事も困難でした。立っていても回転性のめまいがし、車に乗るとめまいはひどくなります。

真っ直ぐに歩こうとしても、右側に傾いて歩いてしまい歩行も困難です。

 

鍼灸治療は経絡治療や中国頭皮鍼を試みましたが症状が改善しない為、眼振を改善するために、MP絆による奇経治療を試みました。陰きょう脈を試みましたが無効でしたので、陽きょう脈で、MP絆を15分貼った後眼振は改善されました。しかしながら、めまいの症状や歩行時に右に傾いて歩いてしまうという症状は改善されなかったので、帯脈や陽維脈等を試みましたが無効でした。腹診より厥陰脈にMP絆を貼り15分後めまいが改善されたとの事で、自宅でもMP絆を貼ってもらったところ、めまいは改善されて車の運転が出来るようになり、一人で病院に行ったり買い物をする事ができるようになりました。

 

脳梗塞による言語障害の鍼灸治療の症例

 

女性 70代

 

○16日前に友人宅で会話をしている際に、左足と左手の脱力感を感じ歩行が困難になりました。しばらくして、これらの症状は改善されたのですが言語の発音が明瞭ではなく、すぐに病院に入院し16 日間治療を受けてました。しかし症状に変化が無かった為、鍼灸治療を3回行なったところ、発音は明瞭になり会話はスムーズになりました。鍼灸治療で使用したツボは廉泉と傍廉泉 天柱 風池です。廉泉や傍廉泉に刺鍼することにより、舌の動きをスムーズにします。なお廉泉は嚥下困難にも極めて有効です。

 

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