仙台で鍼灸なら青葉区のエル鍼灸治療院

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帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛をどの様に鍼灸で治療するのか?

帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、水ぼうそうと同じウィルスで水痘、帯状疱疹ウィルスによって引き起こされます。子供のころ水ぼうそうとして発症し一旦症状はおさまりますが、ウィルスは体の中に残り続け、大人になって、非常に疲れた時や免疫力が低下したときに帯状疱疹となって肌に発赤や水疱ができる皮膚病です。

 

帯状疱疹の発症する年代としては、50歳以上が多いと言われています。発症部位は胸部や背部が一番発症しやすい部位ですが、顔や手足に発症する場合もあります。発症の初期としてはチクチクするような痛みを伴い発赤と水疱が現れます。

 

帯状疱疹にかかったらいち早く医師の治療を受けることをお勧めします。治療が遅れてしまうとウィルスが増殖し角膜炎などの炎症を引き起こし、目の神経を傷つけ視力の低下を引き起こす場合があります。また顔面神経麻痺やラムゼイ・ハント症候群により聴力の低下などが現れる場合がありますので、できるだけ早めに治療を受けるようにしましょう。

 

帯状疱疹の治療薬について

帯状疱疹には効果が高い抗ウィルス薬があります。帯状疱疹ウィルスの増殖を抑制し帯状疱疹の症状を改善するお薬です

 

アシクロビル

 

15回の服用が基本です。

 

副作用は、下痢や腹痛、めまい、肝障害、腎障害などがあります。

 

ファムシクロビル

同じく帯状疱疹ウィルスを抑制するお薬です。13回の服用で治療が可能です。



アメナメビル

 

2017年に発売が開始された新しい帯状疱疹の薬です。11回の服用で効果が現れますので飲み忘れが少なくなります。

腎機能が低下した人にも使用できるお薬です。

 

 

帯状疱疹後神経痛について

西洋医学の治療を受けたにもかかわらず帯状疱疹の後遺症の痛みに長い間悩んでいる方も多い事は事実です。帯状疱疹ウィルスは皮膚の炎症を引き起こすだけではなく、神経の炎症を引き起こすと考えられています。そのために神経の損傷がひどい場合、皮膚の炎症が改善されたにもかかわらず、長い間ズキズキしたかなり激しい痛みに悩まされる場合があります。痛み止めの薬がなかなか効きづらい方もいらっしゃいます。

 

鍼灸も帯状疱疹に対する効果が高い治療法です。ドクターと相談し鍼灸治療を併用すると治癒も速くなります。さらに帯状疱疹後神経痛にも効果が期待できます。

 

鍼灸でどのように帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛を改善するのか?

まずお客様の体質を見極めることが重要です。脈診や腹診や舌鍼により、どのツボに鍼を打つか、決めます。

 

非常に体が疲れている場合は体力を回復するために足三里や合谷など、補気の作用を持つツボに針を打ちます。また、胃腸の消化機能を高めるために中脘や足三里に鍼を打ちます。

 

体の中の水分代謝の滞りにより、帯状疱疹が発症し、後遺症がなかなか治癒しない場合は三陰交や陰陵泉、水分等のツボに鍼を打ち、水分代謝を良くし帯状疱疹の回復を助けます。

 

ストレスが原因で免疫力が低下して帯状疱疹が発症した場合は、百会や太陽、印堂などのツボに鍼を打ちストレスを緩和させることが重要です。

 

体内にうつ熱がこもり、なかなか炎症が改善されない場合には舌が赤くなっています。この場合清熱作用のある支溝や曲池に刺鍼すると炎症の治癒を早める事ができます。

 身体のバランスを整える鍼灸治療を行った後に、帯状疱疹の周りに細い鍼を打つ事により、発赤や水疱はかなり早く治癒します。一回の鍼灸治療で効果を実感できる人が多いです。鍼灸で血流が良くなったり免疫が高まることによって帯状疱疹の皮膚の炎症が早く改善することが考えられます。帯状疱疹後神経痛を治療するには、帯状疱疹の周りに細い針を打ったり、棒灸で温めることによって痛みが改善する場合が多いです。また足の帯状疱疹後神経痛を治療する場合は鼠蹊部に鍼を打ち、リンパの流れを良くすることによって治癒を早めることができます。

帯状疱疹の治癒を早める為にどのような栄養を摂取したらよいのか?

栄養学的な見地から考えますと肌の代謝にはビタミンミネラルがとても重要ですので、ビタミンミネラルのバランスのとれた食生活をするように心がけると良いでしょう。炭水化物中心だったり肉中心の食生活ですと、ビタミン不足になります。食生活を改善し野菜を多くとるようにしましょう。年齢とともに消化吸収が低下する場合がありますので、そういった場合はマルチビタミンミネラルのサプリメントでビタミンミネラルの補給をすることが重要です。

 

それから魚の油の中に含まれているドコサヘキサエン酸(DH A)やエイコサペンタエン酸(EP A)はオメガ3脂肪酸と呼ばれ炎症を抑える作用があると言われていますので、魚は積極的に食べる事も炎症の改善の為に必要です。

帯状疱疹後遺症(帯状疱疹後神経痛)による激痛が鍼灸治療で改善した症例

60代 男性

 

お客様は2ヶ月前に帯状疱疹に罹患され、皮膚の発赤や水泡は治癒しました。しかし夜就寝中に焼かれるような灼熱痛があり、痛み止めを服用すれば少しは痛みが改善されるのですが、それでも激痛は収まらず毎日、2時間ほどしか眠れないとの事でした。

歩行時は足が痛み仕事をすることができないので、休業せざるを得ないような状況が続いていました。さらに、足底や下腿外側は、皮膚感覚が鈍くなっているとの事でした。

 

近所の鍼灸院で15回帯状疱疹後遺症の鍼灸治療を受けたそうですが、痛みや皮膚感覚の鈍麻は全く改善されないとの事で当治療にご来院されました。

 

右下腿外側から足の甲にかけて帯状疱疹に罹患したとの事でした。現在は足の甲の痛みが夜睡眠時にひどく、足底は歩行時に痛むとの事でした。また足底の感覚も鈍麻しているとの事でした。帯状疱疹が治癒したところは黒ずんでいました。

 

遠方よりご来院されているので、1週間に2回の鍼灸治療からはじめました。

1

脈診や腹診により、肝虚肺実と診て、曲泉や陰谷に1番針にて補法を行い、肺経の孔最を瀉しました。その後、舌が赤かったので支溝や曲池に刺鍼しました。そして痛みを感じる足の甲の周りに0番鍼にて刺鍼しました。また下腿の胃経から胆経にかけて、さらに足底の皮膚感覚が鈍麻しているとの事で、足底は1番鍼、下腿は3番鍼にて刺鍼しました。次に下肢の血流改善の為に腰部や臀部に刺鍼しました。

 

2

痛みは変わらず。

第1診の治療に加えて、足の甲の痛みを感じる場所の周りに棒灸を加え右鼠蹊部に3本の鍼を打ちました。

 

4

足の痛みが少しおさまってきて、最近では3時間から4時間眠れるようになったとのことです。治療は第2診と同じ

 

5

痛みが10から7に減ったとのことで、ずきんとする激しい痛みは少なくなってきたとのことです。治療は第2診と同じ

 

9

痛みが当治療院に来院される前に比べて半分ほどになったとのこと、足底や下腿の皮膚感覚が戻ってきているとのことです。夜は痛みで覚醒する事はなく、朝までぐっすり眠れるようになったとの事です。治療は第2診と同じ

 

10

痛みが改善されたので、昨日1日立ち仕事をしたが痛みが悪化する事はなかったとのことです。仕事を再開できるようになって私は非常に嬉しく思いました。治療は第2診と同じ

 

13

棒灸治療の後リバウンドがあったとの事で棒灸は中止し鍼のみの治療を行いました。痛みは10から3ぐらいになったとの事です。下腿の感覚の低下もかなり改善されたとのことで、お客様はとても喜んでくださいました。

 

14

足の痛みはだいぶ良くなって10から2になったとのことです。14診で鍼灸治療を終了致しました。

 

考察

この症例のように、帯状疱疹後神経痛に鍼灸は極めて有効である事が確認されました。激痛で夜眠れない事はお客様にとって非常に苦痛であったと思われます。痛みも改善され夜ぐっすり眠れるようになれた事を私は本当に嬉しく思います。そして仕事が再開できたことをお客様が喜んでくださりました。

 

 

 

 

 

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