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腹痛と鍼灸について 池袋エル治療院が考える「おなかの不調」と体のバランス

「最近、おなかの張りや痛みが続く」「冷えるとお腹が重くなる」

そんなお悩みを抱えている方は少なくありませんね。

腹痛には、食生活やストレス、冷え、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因が関係しています。

池袋エル治療院では、こうした腹部の違和感に対して、体全体のバランスを整えることを目的とした鍼灸施術を行っています。

この記事では、東洋医学的な視点から見た腹痛の考え方と、日常生活でできるケアの方法についてやさしくご紹介します。

腹痛の原因 ― 東洋医学の考え方

東洋医学では、腹痛は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の巡りが滞ることで起こると考えられています。

特に冷えやストレスが続くと、気血の流れが悪くなり、お腹の張りや痛み、下腹部の重だるさなどを感じやすくなります。また、腹痛は感情とも深く関わりがあり、緊張や不安、怒りなどの感情が「肝(かん)」の働きを乱し、お腹の不快感として現れることもあります。

そのため、鍼灸では「お腹だけでなく、心身全体の調和を取り戻す」ことを大切にしています。

鍼灸で目指すこと   「整える」ことによる心と体の安定をはかる 

鍼灸は、気血の巡りを整え、冷えやストレスによる緊張をやわらげることを目的とした施術です。

腹痛の症状がある方には、腹部を直接刺激するだけでなく、背中や手足などの経絡(エネルギーの通り道)にもアプローチします。

特に、神闕(しんけつ:へその中央)や天枢(てんすう:おへその両脇)などのツボは、昔からお腹の不調に用いられてきました。これらの経穴を中心に全身のバランスを整えることで、体が本来持つ自然なリズムを取り戻し、腹部の違和感を感じにくくしていくことを目指します。特に腹部の痛みには、梁丘のツボが有効な場合が多いです。

さらに、池袋エル治療院では、鍼灸治療のほかに二脈(にみゃく)を用いた施術を行っています。特にお腹の不快感などに対し、足陽明脈を用いた施術を取り入れることがあります。(施術の感じ方や体調の変化には個人差があります)

足陽明脈は足を上行し、腹部に入る脈になります。この脈を調整することによって、腹部の違和感の緩和が期待できます。

(施術の効果の感じ方には個人差があります。)

 日常でできるセルフケア  

「冷やさない」「無理しない」がポイント

お腹の不調をやわらげるためには、日常生活の中でできるセルフケアも大切です。お腹を冷やさない 薄着を避け、冷たい飲み物を控え、温かい食事を心がけましょう。

お腹の冷えをサポートする食べ物は生姜です。温かい紅茶の中にチューブの生姜を1センチほど入れてお砂糖を入れてゆっくり飲むのも良いでしょう。

さらに生姜は、体を温める作用があります。特にお腹の不調にも良いとされています。それからネギは体を温める作用がありますので、お味噌汁に多めにネギを入れるのも良いでしょう。唐辛子が入った料理はお腹に刺激を与えるので避けた方がよいと思います。

リラックスする時間を作る

深呼吸や軽いストレッチ、自然と触れ合うことで精神的にリラックスし自律神経のバランスを整えることが、腹部の緊張をやわらげる助けになります。

ツボ押しを取り入れる

おへその周りを「の」の字にやさしくマッサージしたり、 おへその下を手のひらで温めるだけでも血流が良くなります。体を温め、無理をしない生活を心がけることが、お腹の不快感の予防につながります。

池袋エル治療院の考え方

当院では、腹痛を「お腹だけの問題」とは捉えていません。冷え、ストレス、姿勢、睡眠など、さまざまな要素が重なって症状が現れることがあります。

そのため、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせて施術方針を立て、心と体の両面から整えていくことを大切にしています。

「お腹の違和感が続いているけれど、検査では異常がない」といった方も、

体全体の巡りを整えることで、日常生活がより快適になるようサポートいたします。

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