「最近、頭が重い」「考えすぎて疲れる」「なんとなく不安で眠れない」「頭がボーっとする」そんなお悩みを感じる方が増えているとおもいます。実はその原因、頭皮の緊張と深く関係していることがあります。頭皮は、心の状態と密接につながっている部分です。今回は、池袋エル鍼灸院が考える「ストレスや不安と頭皮の関係」についてご紹介します。
ストレスと頭皮の関係について|池袋エル鍼灸院
当院の院長は、長年にわたり自律神経の乱れやストレスによる不調でお悩みの方々を数多く治療してきました。その経験からわかったのは、強いストレスを感じている方の多くは、頭皮が「ピーンと張っている」状態になっているということです。
このような方には、リラックス効果を高める目的で、頭皮に数本の鍼を行います。また、「百会(ひゃくえ)」と呼ばれるストレス緩和に有名なツボも使いますが、それだけでなく、頭皮全体の張りが強い部位を広めにカバーして鍼を行うことがポイントです。
刺鍼後10分ほど鍼を置いた後、多くのお客様が「頭が軽くなった」「すごくリラックスできた」とお話しされる方が多いです。このことからもわかるように、ストレスが続くと頭皮が硬くなる傾向があるのです。そして2回目以降、来院された方は、またその頭部の針を打ってくださいとご要望される方が多いのです。
ストレスで、交感神経が活発になると、血管が収縮し、筋肉が硬くなりやすくなります。頭皮にも多くの筋肉や血管があり、ストレスが続くとこれらの筋肉が緊張して硬くなります。すると、血流が悪くなり、酸素や栄養が十分に届かなくなります。この状態が続くと、「頭が重い」「頭皮が痛い」「集中できない」「気分が沈む」といった不調を感じる方も少なくありません。
頭皮のこりが引き起こすサイン
頭皮がこっているサインには、次のようなものがあります。
頭が重く感じる
頭皮が動きにくい、または痛い
額やこめかみを押すと硬い
目の奥が疲れる
首や肩が常にこっている
眠りが浅い、夢をよく見る
集中力が低下し、頭がぼーっとする
これらの症状は、頭皮だけの問題ではなく、首・肩・背中の筋肉や呼吸の浅さ、自律神経の乱れが関係していることが多いです。
池袋エル鍼灸院のアプローチ
池袋エル鍼灸院では、頭皮のこりと自律神経のバランスを整えるための鍼灸施術を行っています。
当院では次の2つの視点を大切にしています。
① 首・肩・頭皮の筋肉をゆるめる
長時間の緊張やストレスで硬くなった筋肉を、やさしい鍼でゆるめていきます。筋肉がやわらぐことで、血流と酸素の循環が改善し、呼吸が深くなりやすくなります。
② 横隔膜まわりの緊張を整える
横隔膜は呼吸の中心であり、ストレスや不安が強いと硬くなりやすい部分です。
この部分に働きかけることで、自然な呼吸リズムを取り戻し、副交感神経が働きやすくなります。
この2つのアプローチにより、心と体をつなぐ「呼吸の通り道」を整えることを目的としています。
鍼灸で期待できるサポート
- 頭が軽く感じられる
- 意識がはっきりすり
- 呼吸が深くなる
- 夜ぐっすり眠れる
- 不安感が落ち着きやすくなる
これらはあくまで一般的な傾向であり、効果の感じ方には個人差がありますが、
「心身がリラックスして眠れるようになった」というお声を多くいただいています。
東洋医学から見た「頭皮と心」の関係
東洋医学では、「心」「肝」「腎」のバランスがストレスや不安と関係すると考えます。
- 心(しん):精神活動の中心。不安や緊張で乱れやすい。
- 肝(かん):気の流れを調整。イライラや頭痛と関連。
- 腎(じん):エネルギーの貯蔵。慢性の疲れや不安に関係。
これらのバランスを整えることで、頭皮の緊張だけでなく、心の安定にもつながります。
自宅でできるセルフケア
- 深呼吸を意識する
朝・夜に3分ほど、ゆっくり息を吐く時間をつくりましょう。 - 頭皮をやさしくマッサージ
指の腹で円を描くように頭全体を軽く動かします。 - 首・肩を温める
温タオルで温めるだけでも、頭への血流がよくなります。
小さな習慣の積み重ねが、自律神経を整える第一歩です。
まとめ:頭皮をゆるめることは、心をゆるめること
ストレスや不安は、心だけでなく体にも影響を与えます。
頭皮をゆるめ、呼吸を整えることは、心を穏やかにするための自然な方法です。
池袋エル鍼灸院では、心と体の両面からのアプローチで、
安心して日々を過ごせるようサポートしています。
「最近、頭が重い」「不安で眠れない」などのサインを感じたら、
まずはご自身の呼吸と頭皮のこわばりに意識を向けてみてください。
それが、心を整える第一歩になるかもしれません。







