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冬に増える「坐骨神経痛」は冷えと筋肉の硬さが関係することがあります|池袋の鍼灸でできるケア

冬になると気温が下がり、腰や足元が冷えやすくなります。この時期、「お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛い」「足がしびれる」「長く座るとつらい」など、坐骨神経痛のような症状を訴える方が増えてきます。

坐骨神経痛という言葉はよく使われますが、実際には原因がいくつかあります。骨や神経の問題(椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など)が関係する場合もあれば、冷えによる血行不良と筋肉のこわばりがきっかけとなり、結果として「足の痛み・しびれ」を起こすケースも少なくありません。

冷えで血行が悪くなると、臀筋が硬くなりやすい

寒い季節は体が熱を逃さないように、自然と筋肉が緊張しやすくなります。さらに冷えが続くと血流が低下し、筋肉が硬くなり、坐骨神経痛の回復もしにくくなります。

とくにポイントになるのが、お尻の筋肉(臀筋群)です。臀筋は骨盤を支え、歩行や姿勢維持に大きく関わる筋肉で、ここが硬くなると関連する部位に痛みやしびれが出やすくなります。状態によっては、お尻の筋緊張が強まり、坐骨神経周辺が刺激されるような形になって、足の違和感につながる場合もあります。

「腰ではなく、お尻が痛い」「お尻を押すと足に響く感じがある」という方は、筋肉由来の影響も疑ってみる価値があります。


冬の坐骨神経痛対策は「温める」ことが最優先

冷えが関係しているタイプの坐骨神経痛では、まず大切なのは体をしっかり温めることです。冷えた状態でストレッチや運動を頑張りすぎると、かえって筋肉が緊張したり、痛みが出やすくなることもあります。

池袋鍼灸エル治療院では、腰やお腹の冷えが強い方に対して、必要に応じて ホットストーン を用いた温熱ケアを行います。お灸の代替として、温めた特殊な石を身体に置き、体の芯までじんわり温めることで血行の巡りを促し、筋肉がゆるみやすい状態をつくっていきます。

血行が改善し、筋肉の硬さが柔らかくなると、痛みやしびれが軽くなるケースも多く見られます。

その後に行う「トリガーポイント鍼」で、原因筋へ的確にアプローチ

温めて筋肉が反応しやすくなった段階で、次に行うのがトリガーポイントへの鍼治療です。

お尻の筋肉は層が深く、原因ポイントも人によって違います。そのため当院では、いきなり鍼を打つのではなく、まず臀部全体を丁寧に触診し、緊張の強い部位や痛みの引き金となっているポイント(トリガーポイント)を探します。

トリガーポイントに的確にアプローチできると、施術後の体の軽さを実感される方も多く、結果として回復の流れを作りやすくなります。

当院院長は、元・関西医療大学 黒岩教授より、トリガーポイント鍼灸について150時間の研修を受け、臨床経験を重ねてきました。鍼が初めてで不安な方にも、状態を説明しながら無理のない施術を心がけていますので、池袋で鍼灸院をお探しの方はお気軽にご相談ください。

日常生活でのセルフケア:冷え対策が回復を後押しします

坐骨神経痛が冷えと関連している場合、施術だけでなく日常生活の工夫が回復のスピードに影響します。

  • 冷たい飲み物・食べ物を控える(冬は特に内臓が冷えやすい)
  • 可能なら 生姜・ねぎ を意識して摂る

    例:お味噌汁に白ねぎを少し多めに入れる
  • 胃腸が弱くなければ、体が温まる鍋(キムチ鍋など)もおすすめ
  • 腰~お尻を冷やさない(腹巻き、カイロ、厚手の下着など)

「温める→血行が良くなる→筋肉がゆるむ」という流れは、冬の坐骨神経痛対策の基本です。


池袋で坐骨神経痛の鍼灸をお探しの方へ

坐骨神経痛は原因が複数あり、状態によっては医療機関での検査が必要なケースもあります。強い痛みが続く、急に悪化した、力が入りにくい、排尿・排便の異常があるなどの場合は、早めに医療機関の受診もご検討ください。

一方で、冷えや筋緊張が関係しているタイプでは、温熱ケア+トリガーポイント鍼が役立つことがあります。池袋で「坐骨神経痛のような痛み」「足のしびれ」「お尻の奥の痛み」にお悩みの方は、鍼灸でのケアも選択肢の一つとしてご相談ください。